背カンって知ってる?ランドセルの背負い心地を左右する重要なパーツ

絶対にランドセル選びに失敗したくないと思うなら、ランドセルの細かいパーツまでチェックする必要があります。
ランドセルの良し悪しを決める最も重要なポイントと言われるのが、背負い心地。その背負い心地に大きく影響するのが「背カン」というパーツです。ここでは、背カンについて解説してみたいと思います。

目立たないけど重要な「背カン」

背カンとは、ランドセル背部のいちばん上についていて、左右の背負いベルトをつなぐ役目のパーツのことです。

背カンは、左右の背負いベルトをつなぐ以外にも、ランドセル本体をお子さんの背中にフィットさせるという役割を担っています。
そのため、背カンの作りが悪いランドセルは、背負い心地も良くありません。
ランドセルの各パーツの説明ページはこちら

背カンは主に3種類

背カンには大きく分けて、以下の3種類のタイプがあります。

●固定されている背カン

ひとつは、固定されている背カン。つまり肩ベルトの動きと連動せず、本体に固定された背カンです。ランドセルを背負うときは肩ベルトを外側方向へ開くことになりますが、固定された背カンの場合は肩ベルトが開いても位置が変わりません。したがって、背負う度に開閉する背カンに比べて、背カン自体に破損が生じることはほとんどあり得ないと言えます。
しかし、背カンが自由に動かないということは、左右の背負いベルトの可動域が狭く、お子さんの動きにフィットしないということにつながります。背カン自体が壊れないことを主目的に選ぶなら、この固定タイプがいいのでしょうが、お子さんの背負い心地を重視されるなら、おすすめ出来ないタイプです。

●左右いっしょに動く背カン

2つめの背カンは、左右いっしょに動くタイプのもの。有名メーカーの製品では、セイバンの「天使のはね」に採用されています。
「天使のはね」の背カンは、肩ベルトの動きとしっかり連動しているので、可動域の狭さは全く感じません。ただし、他の多くのメーカーとは異なり、左右の背カンが同時に動きます。たとえば、右の肩ベルトに応じて右の背カンが開けば、同じように左の背カンも開くわけです。
左右の背カンを同時に開閉させるのは、ランドセルの重心を常に同じ位置(体の中心)に持ってくるため。その安定感がランドセルの重さを感じさせない効果を生み、「天使のはね」のアピールポイントのひとつになっています。

●左右の動きが独立している背カン

3つ目は、左右の背カンがそれぞれ別々に動くタイプです。
ランドセルを背負うときの動作をイメージしてみてください。左右の肩ベルトに同時に腕を通すことはないですよね。通常は、右か左、どちらか片方の腕から通します。
左右の背カンが別々に動くタイプのランドセルは、左腕を通すときは左へ、右腕を通すときは右へ開きます。背カンの動きに連れて、肩ベルトが外方向に大きく開くので、とても背負いやすくなるわけです。
このように左右が独立した動きをするものを「非連動型背カン」と呼び、現在の主流ランドセルの多くに採用されています。以下に、その一部を載せてみました。
・フィットちゃん
・萬勇鞄
・鞄工房山本
・ララちゃんランドセル
・澤田屋ランドセル
・ニトリ
お子さんがランドセルを背負う動作をするときに、もっとも柔軟に対応できるのが、この左右別々に開く背カンということになります。ランドセルを選ぶ際のチェックポイントとして覚えておいてくださいね。

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